雨が降るから君に会いに行く 鈍色の雨の中を 群青色の傘をさして ゆるやかな坂道 電線の鳩 芽吹いた蓬 何年経っても 扉の前で高鳴る鼓動 襟を正して扉をノックする 君の部屋は透明な湖の底のように静かで 掛け時計の乾いた音 尾鰭を揺らす金魚 本棚の詩集 世…
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