妻恋う鹿は笛に寄る

初夏の作品

気持ち通じ合う

生きていて一番うれしいことは、気持ち通じ合う人と出会うことではないだろうか?それは同性かもしれない。異性かもしれない。同世代かもしれない。年の離れた人かもしれない。動物かもしれない。植物かもしれない。自然かもしれない。通い合う心と心で語り合う。いつまでも礼節を保ちながら、仲良くできるといいのかもしれない。馴れ合ってくるとわがままが出てくる。そういう僕自身もすぐにのぼせあがってしまうタイプなので、初心忘れるべからず・・・出逢った時の気持ちを忘れないでいたいものだ。これまでいろいろな人から頂いたお便りを整理しなおし、きれいな箱に入れ直したり、一緒に香りのよいものを入れたりした。読み返してみると涙が出そうなぐらい優しい言葉が書かれていたり、愛にあふれた言葉が書かれていたりする。丁寧に書かれた文字、癖のある文字、温かみがある。電話やメールでは伝わらないあたたかさ。それも気持ち通じ合う相手だからこそなのだ。すれ違いができて、別れることになった人とのことも大切に思っている。今の僕があるのは、これまで出会ってきた人たちのおかげであり、感謝している。